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おわりに

本書をお読みいただきありがとうございました!

本書では、システムコールでカーネルとアプリを分離し、フォアグラウンド/バックグラウンドの仕組みも加え、アプリからアプリを呼び出せるようにしました。カーネルとアプリをバイナリレベルで分離できたことで、ようやく「OS」と呼んでも良い感じになってきました。

# とはいえ、「ランキュー」がキューではなく単なる配列であったり、ロックを取る仕組みが無いので色々なものが並列で動き出すとリソースの取り合いが起こりそうであったり、とまだまだ改善の余地がはありますが。。

そんな訳で、まだまだ課題はありますが、「OS」と呼ぶための最低限の実装はひとまず完了かなと思います。ここまで読み進めた/試してみた方は、本当にお疲れさまでした。

この後は、色んなアプリを作るも良し、デバドラを充実させるも良し、で、この後もぜひ自作OSを楽しんでもらえればと思います。(むしろこれからが楽しいところなのカモ)

表紙のフィギュアについて

表紙にちょこっと写っているフィギュアは「x86_64自作OS」シリーズのマスコットとして「ぷちのこメーカー*1」というサービスで作ってみたものです。

[*1] パーツを選んでオリジナルの3Dキャラを作成するサービスで、有償でフィギュア化できます。URL:https://figure.uchinokomato.me/maker

「参考情報」の章に書いていますが、このシリーズで作るOSの開発リポジトリ名は「yuaos(ゆあOS)」で、このキャラの名前も「ゆあ」です。このシリーズで作るOSは「あなたのOS(Your OS)」である事から、この名前にしてみました。

ふたばちゃんねるという画像掲示板で昔盛り上がっていた「OS娘(OS擬人化)」みたく考えると、ゆあは大神家の四女ですね*2。そう考えると、これまで結構色々と作ってきたなぁと思います。

[*2] 長女: OS5(Ohgami's Commentary on OS5)、次女・三女: poiboot・poios(フルスクラッチで作る!UEFIベアメタルプログラミングシリーズ)、という想定


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