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おわりに

本書をお読みいただきありがとうございました!

本書ではOS(特にカーネル)自作の第一歩として、画面出力やキー入力といった入出力のデバドラ、割り込み、簡易的なファイルシステムといったものをカーネルとして抽象化する方法をステップバイステップで紹介しました。本書で抽象化を行ったこれらの機能を組み合わせるだけでも「ちょっとしたゲーム」や、「自作OSでプレゼン*1」なんてこともできるかと思います。

[*1] ノートPCのBIOS(UEFI)設定でプライマリのディスプレイを内蔵ディスプレイから外部ディスプレイへ切り替えれば良いです。

ただし、本書で扱ったデバイスは64ビット以前から存在するとてもレガシーなものです。キーボード入力一つ考えても今やUSBが主流であり、今後はこのような今主流のデバイスを自作OSでも使えるようにするのも面白い(なおかつ他の人にも役立つ)のかもしれません。

何にしても、趣味ならば楽しい方が良いので、自作OSであれベアメタルプログラミングであれ、楽しいと思うやり方でやっていけたら良いのかなと思います。本書が自作OS(というよりベアメタルプログラミング?)を楽しむ一つの助けになれば幸いです。


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